作成・見直しはお早目に!
ただ今サイト内長期修繕計画の項目を作成中です。
そちらにも書きましたが、一昔前は規制らしい規制もなく、販売時に修繕積立金を低く設定していたケースが多くありました。修繕費や建替え費のかかる機械式駐車場の使用料が無料なんてことも。
それでも竣工後3年以内に見直しをかければまだ良かったのですが、修繕積立金2000円程度のまま10年以上も放置され、大きな修繕の必要に迫られた時ようやく不足していることに気付いたというケースにも何度も遭遇しました。
実はアーバン・スペース建築事務所ではお客様から直接依頼されるだけでなく、管理会社様や時には同業他社様から長期修繕計画作成依頼を受けることも少なくありません。
管理会社様経由の業務では上記の様なケースが多く、時に5倍・10倍まで修繕積立金を増額しなければならないようなことさえありました。事実上の破綻です。
最近では国土交通省指針により、さすがにそこまでのことはなくなりましたが、初めての大規模修繕工事後に積立金がすっかりなくなり、1.5倍ぐらいまで上げざるを得ないことはまだまだあります。
計画を考える側としてもかなり辛いです!
新築後は3年以内、大規模修繕工事後は速やかに、また5~6年ごとの見直しをしてください。大切な資産であり大切な住まいを守る一番の基礎が長期修繕計画ですので。
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